今月の言葉（2007年）

† 12月の今月の言葉

　マリアとヨゼフの子イエス
　神の子イエス
　救い主イエスがお生まれになりました

　　　聖なるマザーテレサは言われた

私にとっては、誰もがイエス・キリストです。

ですから、今、接しているその人は、
私にとって世界中でただ一人の人なのです。

二人の人を同時に完全に愛することはできません。

しかし、人の中におられるイエスを愛すれば、
すべての人を完全に愛することができるのです。

そのためには、苦しむ人々の中にイエスを見いだし
生活の中心にイエスを置いて生きるべきなのです。

† 11月の今月の言葉

人生のあゆみ

何事も心乱すことなく

何をも怖れるな

すべては過ぎ去り
神のみ変わらず

忍耐はすべてをかちとる

神をもつ者には欠けるものなく

神のみにて足りる

アビラの聖テレジア

† 10月の今月の言葉

「生まれる」

自分の誕生には、自分に一切責任がない
気がついたら生まれていたのだから

ぼくは、この事実に限りなく安らぎを感ずる

人は、自分の誕生の意味について
あれこれ悩む必要はない

意味を与えるのは
生み出す側なのである

ただ一つ、
生まれてきたものとしての
責任があるとするならば、

ひとこと、
こういえるかどうかだけだろう
「生まれてよかった」と

晴佐久昌英神父

† 9月の今月の言葉

「愛と優しさ」

だれにでも欠点はあります
人を憎むとは、その人の一部しか見ていないことです

愛するとは、その人の全体を見ることです
人を憎むエネルギーは大変なものです

この力を進歩のために向けることが出来るなら、
大きな力となるでしょう

人は人として美しいのです。

自分が敬われたいなら、
まず先にひとを敬うことから始め見てください。

自分もひとも同じように貴い人間です
愛の反対は憎しみではありません
無視することです。

　　　　　　　　　　　　　　バレンタイン・デ・スーザ

† 8月の今月の言葉

そのままこのままじぶんのまんま

この世に自分自身ほど尊いものはない
世界に一人で歴史に一度

自信をなくすることもあるけど
もしわたしがいなければこの宇宙の意味がない

めざめれば我あり人あり天地あり
朝起きて賛美夜すべてに感謝

いいでしょこのわたし
天の親のいとしいわが子
よくぞわたしにうまれけり

そのままこのまままんまのまんま

晴佐久昌英神父
「だいじょうぶだよ」より

† 7月の今月の言葉

より偉大なことが出来るように健康を求めたのに、
よりよきことが出来るようにと病弱を与えられた。

幸せになろうとして、富を求めたのに、
賢明であるようにと貧困を授かった。

世の人々の賞賛を得ようとして成功を求めたのに、
得意にならないようにと失敗を授かった。

人生を享楽しようとあらゆるものを求めたのに、
あらゆることを喜べるようにと、生命を授かった。

求めたものは一つとして与えられなかったが、
願いはすべて聞き届けられた。

神の意にそわぬものであるにもかかわらず、
心の中の言い表せないものは、すべて叶えられた。
私はあらゆる人の中で、もっとも豊かに祝福されたのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　一患者の詩

† 6月の今月の言葉

人の美しさは、自分をあるがままに
受け入れたときに輝きます。　

夢や幻想の世界に浸っていたり、
怒りや絶望のうちに暮らしたり、

人をうらやんだり、
現実から逃れて生きていたのでは、
その輝きが見られることはないでしょう。

自分が自分でいていいということを、
それがゆるされているということを
納得できたときに初めて、

かけがえのない大切な存在として
神から愛されていること、

そして自分も他の人にしてあげられることが
何かあるかもしれない、と気づきます。

　　　　　　　　　　　　　　　ジャン・ヴァニエ
　　　　　　　　　　　　　　「うつを越えて」より

† 5月の今月の言葉

「あなたの目を開いて、
　その目でしっかり見てください」

　飢えは、
　食べ物がないことだけではありません。

　今この世界には、愛を知らないことの”飢え”
　神のみ言葉への”飢え”があります。

　裸なのは、
　着るものについてだけではありません。

　裸であるということは、
　人間としての尊厳を失うことなのです。
　純粋であるという
　美しい人間の徳を失うことなのです。

　これらのことは、
　今日の世界でとても間違って使われています。

　　　　　　　　　　　　マザー・テレサ日々のことばより

† 4月の今月の言葉

主は言われる。
わたしの選ぶ断食とはこれではないか。

悪による束縛を断ち　軛の結び目をほどいて
虐げられた人を解放し軛をことごとく折ること

更に
飢えた人にあなたのパンを割き与え
さまよう貧しい人を家に招き入れ

裸の人に会えば衣を着せかけ
同胞に助けを惜しまないこと。

そうすれば
あなたの光は曙のように差し出で
あなたの傷は速やかにいやされる

あなたが呼べば主は答え
あなたが叫べば
「わたしはここにいる」と言われる。

　　　　　　　　　イザヤ五八ー六

† 3月の今月の言葉

あなたが善を行うと　利己的な目的で
それをしたと言われるでしょう
気にすることなく　善を行いなさい

目的を達しようとするとき　
邪魔立てする人に出会うでしょう
気にすることなく　やり遂げなさい

良い行いをしても　おそらく次の日には
忘れられるでしょう
気にすることなく　し続けなさい

あなたの素直さと誠実さとが　あなたを
傷つけるでしょう　気にすることなく　
正直で誠実であり続けなさい

あなたが造り上げたものが　
壊されるでしょう
気にすることなく　造り続けなさい

助けた相手から　
恩知らずの仕打ちをうけるでしょう
気にすることなく　助け続けなさい

　　　マザーテレサの言葉より

† 2月の今月の言葉

「富める人」

友達のたくさんいる人は迎え入れなさい

笑顔でいられる人は慰めなさい

豊かに祈れる人は兄弟のために祈りなさい

話しの上手な人は口をきく勇気をもたない人を
守ってあげなさい

心のたくましい人は人生に負けてしまいそうな人に
勇気をわけ与えなさい

幸せにひたっている人は暗闇にいる人を
光のもとに連れていきなさい
すべてを受けた人はすべてを与えなさい

　　　　　　　アルベール・アリ

† 1月の今月の言葉

万象

人は人であり
草は草であり
松は松であり
椎は椎であり
おのおのの栄えあるすがたをみせる

進歩というような言葉にだまされない
懸命に、無意識になるほど懸命に、
各々自らを生きている、

木と草と人と栄を異にする、
木と草はうごかず　人間はうごく、
しかし　
うごかぬところへ行くためにうごくのだ。

木と草には天国のおもかげがある
もううごかなくてもいいという
その事だけでも天国のおもかげを
あらわしているといえる。

　　　　　　　　　　　　　八木　重吉