今月の言葉（2006年）

† 12月の今月の言葉

キリストの誕生によせて

わたしたちに必要なものが情報なら
神は教育者を遣わしてくださったでしょう

わたしたちに必要なものがお金なら
神は経済学者を遣わしてくださったでしょう

わたしたちに必要なものがテクノロジーなら
神は科学者を遣わしてくださったでしょう

わたしたちに必要なものなら楽しさなら
神は芸能人を遣わしてくださったでしょう

しかし、わたしたちに一番必要なものは・・・

かいばおけに眠っている乳飲み子を
神は遣わしてくださいました

　　　　　　　　　　ありがたいこと

† 11月の今月の言葉

　「神は愛」

世界をよりよくすることに貢献したいなら、
まず、今、
自分自身で善を行わなければなりません

それも、全身全霊をもって、
可能なかぎりいつでも、

しかし、党派的な戦略や計画とは無関係に、
それを行わなければなりません

キリスト信者の計画
　それは、よいサマリヤ人の計画であり、

イエスの計画でもあります
「見ることのできる心」です

それは、
どこで愛が必要とされているかを見、
そこから行動する心です

　　　教皇ベネディクト16世の回勅より

† 10月の今月の言葉

聖トマス・モアの祈り

　主よ、食べたものがよくこなれますように
　そしてまた、こなれる物もいただけますように。

　からだが健康でいられるようにしてください。
　いつも自分で健やかに保つことができますように。

　純粋で良いものを自分の眼で見きわめ
　たとえ悪を見ても惑わされず
　自分自身をとりもどすことができる清い心を
　主よ、私にくださいますように。

　怠惰におちいらず
　不満、嘆き、あきらめを知らない
　心をくださいますように。

　『わたし』というこのやっかいなもののせいで
　あれこれと思い惑わないようにしてください。

　主よ、ユーモアのセンスをください。
　冗談を見分け、日々の暮らしのなかから
　よきものを受け取り、人びとと分かちあえる
　恵みを与えてください。

† 9月の今月の言葉

ほほえみ

　この世でいちばん美しいことは

　神さまが

　私たちを愛してくださるように

　私たちも互いに愛することです

　私たちがこの世にいるのも

　この目的のためです
　　　　　　　　　　　　マザー・テレサ

† 8月の今月の言葉

イエズスのことば

　天の国は一粒のからし種に似ている。

　ある人がそれを取って畑にまいた。

　それは種のうちでいちばん小さいものであるが、

　成長したときは、どの野菜よりも大きくなり

　空の鳥が来てその枝に巣を作るほどの木になる。

　天の国とは、
　愛とよろこびに、
　いいかえられるだろうか

† 7月の今月の言葉

聖トマス・アクィナスの祈り

私の神よ、

私があなたを忘れても
あなたは私を忘れないでください

私があなたを見捨てても
あなたは私を見捨てないでください

私があなたから離れても
あなたは私から離れないでください

私が逃げだしても呼び戻し
反抗しても引き寄せ
倒れても起きあがらせてください

† 6月の今月の言葉

小さな天使

あなたは　ヒツギの中へ

何を持っていくのですか

名誉ですか　お金ですか

自己満足の人生ですか

私は　いつまでも　絶えることのない愛を
もっていきたい

　　　　　　　　　セント・ロザリー

† 5月の今月の言葉

わたしたちの願い

神よ
わたしたちの心が　自分自身にばかり
向かうことなく　他の人に向かって
開かれるようにしてください

自分のことに　気をとられず
人のために　快く自分を忘れることを
教えてください

心の小さな　いたでを見つめ
受けた傷に　いつまでも
気をとられていることのない
しっかりした心を育ててください

　　　　　　　　　　「愛の祈り」より

† 4月の今月の言葉

復活

イエス　よみがえられた主よ

あなたは　外見ではなく　内なる心に目を留められます

魂の深いところから　あなたに呼びかけます

キリスト・イエスよ

わたしは　あなたをお迎えできるような者ではありません

ただ　おことばをください

そうすれば　わたしの魂は静まり　いやされます

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブラザー・ロジェ

† 3月の今月の言葉

最も重要なおきて

律法学者の一人はイエスに尋ねた

すべてのおきてのうちで　

どれが第一のおきてですか　

イエスはお答えになった　

第一のおきてはこれである

われらの神である主は　唯一の主である　

心を尽くし　精神を尽くし　思いを尽くし　

力を尽くして　あなたの神である主を愛せよ　

第二のおきては　隣人をあなた自身のように愛せよ　

これである　

この二つのおきてよりも大事なおきてはない

　　　　　　　　　　　　マルコ一一章二八～三一

† 2月の今月の言葉

盲目のラビ

年老いたラビがついに盲目となった

何も読めず、訪れてくる人の顔を

みることもできなくなった

いやしの業を行うものが言った

「私にお任せください

　治してさしあげよう」

ラビは答えた

「その必要はありません

　見たいものは何でも見えますから」

目を閉じている人がだれでも眠っているのではない

目を開けている人がだれでも見ているわけではない

　　　　　　　　　　　　　　　　　　アントニー・デ・メロ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「蛙の祈り」

† 1月の今月の言葉

初　　詣

新年には、多くの人々が

家内安全、心身健康、商売繁盛、交通安全などを

祈願するために初詣に行きます。

だが、神はみんなの神で、天の父です。

私たちのあらゆる求めに、お答えになられます

愛、謙遜、力、平和などを、私たちに与えられます

無限の命を持っておられるのは、主よあなたです

あなたの支配のもとに国は成り立ちます。

何よりもまず

神の国とそのみ旨を行う生活を求めなさい。

　　　　　　　　　　　　　　　一部マタイ六章　より