日時　：２０１３年１２月１５日（日）　１０：００〜１５：００　

テーマ：祈りについて

　　　　（第一講話・聖体顕示式と赦しの秘跡・第二講話・ミサ）

指導司祭　：サレジオ会　田中次生神父様

  

　　

  初めに、あなたにとって「祈りとは？」と問われたことで“祈り”が神とのつながりとして自分たちの日常に浸透しているのだろうかと振り返らされ、各自の気持に入っていくように第一講話が始まりました。

祈りとは神と語り合うこと。救いを得るために欠かせないもの。礼拝し、感謝し、ゆるしを願い、恵みを請い求めるために心を神に上げること。教会の公の祈り典礼（中心はミサ聖祭）と信者の私的な祈りのいずれの場合もイエスの名によって行なわれるものであることが、聖書の言葉を通して教えられました。

第二講話では、『主の祈り』は、30年間私たちと同じ辛苦を味わう「人間」であったイエス自らが教えられた比類のない教会の祈りであり、全福音の要約そのものであることを、分りやすく事例をまじえて語られました。

また、当教会の今年のテーマ「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである」は、わたしたちが心を一つにして祈る力の大きさを示しているのだと、力強い説明を頂きました。

“祈り”についてより多くを知り、『主の祈り』を深く黙想することであらためて伝わってきたことは、限りない愛と慈しみが「天のお父様」から「私たち子供」へ終始注がれているという安心感と「わたしたち子供」からの声も待ち望んでいらっしゃるのだという喜びでした。祈りを忘れない日々でありますようにと祈ります。

  主の祈り：天におられるわたしたちの父よ

　み名が聖とされますように

　み国が来ますように　

みこころが天に行われるとおり地にも行われますように

わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください

わたしたちの罪をおゆるしください　わたしたちも人をゆるします

わたしたちを誘惑におちいらせず　悪からお救いください

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