日時　：２０１４年６月１５日（日）　 １２：４５〜１４：１５　

テーマ：遠藤周作の神理解と西欧カトリック教会の神理解

指導　：アシェンソ・アデリノ神父

難しくも興味深いテーマについて、その第一人者であるアデリノ神父様の講義は、「ここまで…難しいですか？ここからもっと難しくなります。」など時々ユーモラスな一言で励まされながらどんどん深まっていきました。

人間を 越えた絶対的な存在を抱く一神教の文化に対して人間と神とを区分けする明確な境界を嫌う汎神教世界。そのような諸文化の違いを越えるキリスト教の普遍性を表すキリスト像への導き。遠藤周作はイエスのイメージを,「人間の弱さと力なさの泥沼に入り込むために弱く無力（という力）」「母親のように我々を守り赦し支える慈悲深いもの」「人生の旅路に付き添う同伴者」と突き詰める。重要なのは、宗教の「形」ではなく「他宗教の信者の心の中にもあるイエスの愛の発見」である。

次々と 解き明かされていくアッと言う間の1時間半でした。「信仰を深める努力は永遠のチャレンジです」を心に刻み“神様の働き（愛）”に気づく力を強められますように。

 

 

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