四旬節黙想会

日時　：2016年3月13日（日）　10：00 〜 16：00
テーマ：イエス・キリスト　父のいつくしみの み顔
（講話 (1)・ミサ・講話 (2)・個別の赦しの秘跡・茶話会）
指導　：梅原彰　神父
 
カトリック教会では昨年12月8日（「無原罪の聖母」の大祝日）〜今年の11月20日（「王であるキリスト」の大祝日）までを『いつくし みの特別聖年』と定めることが公布されました。弱さのうちに過ちを犯し追い込まれ希望を失ういかなる状況にあっても、そこには必ず『神のいつくしみ』という救いが準備されていることがベースになっています。今年の四旬節の黙想会は、イエス・キリストを通してその『神のいつくしみ』へと力強く導かれるものでした。
 
イエスが、弟子の一人に“徴税人” のマタイを選ばれたこと・初代教皇となるペトロの３回までもの裏切りと回心・恥多き生活をしていたサマリアの女性への命の水と彼女の信仰・ダビデに対するナタンの叱責など聖書の出来事を通して、自分の力では救いようのない苦しみにある時の私たちを神は見落とされないこと、日々イエスに見つめられる恵みと必要性、恩恵の喜びを周囲に語る大切さ、そして、繰り返すことの出来ない一回限りの人生に対する悪は誰にもその罪のつぐないは出来ないがただ神の前に弱さを認めゆるしをこい『神のいつくしみ』が注がれることによってのみ再び生きる道を発見できることが、御聖堂に響く朗々とした力強い声で語られました。また、梅原神父はご自分の闘病とつなげて、信徒が互いに助け合って「共同体＝ 命」を守る使命についても念を押すように触れられました。
 
続く「個別告解の赦しの秘跡」はダニエル神父と二人（２ヵ所）で行われ長い列ができ、その後の茶話会では当教会の創設時の立役者でもある梅原神父との語らいに遠方からも足を運んだ沢山の方々の参加があり思い出話も弾みました。あらためて『神のいつくしみ』に気づかされ満たされイエスのご復活を前に再出 発の決心をした黙想会でした。
 
神よ、わたしを憐れんでください
　　御慈しみをもって。
深い御憐れみをもって
　　背きの罪をぬぐってください。
わたしの咎をことごとく洗い
罪から清めてください （詩編51：3-4）

 

　　　

　　　

　　　

 

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