日時　：2018年2月18日（日）11:15-12:15
テーマ：イエスの受難とわたしたちの信仰
指導　：中村克徳神父

　 「御受難会では、『イエスの受難を述べ伝える』という終生誓願を立てます」「御受難会
の正装である修道服には『イエスの受難』が描かれています」と、御受難会の司祭である
中村神父様は『イエスの受難』が『神さまの愛』そのものであることを、わたしたちもま
るでイエスの受難に立ち会っているかのように情景を浮かべながら導き語られました。

　虐げられた状況の中で罪人とされる「貧しい人」に‟幸いなるかな神の国はあなたたちの
もの“と告げられたイエス、ゲッセマネの園で父に助けを求めて祈られるイエスの姿、イ
エスが弟子たちの足を洗われた意味、磔にされたイエスの両側で共に十字架につけられた
罪人二人の対照的な言葉、そしてわたしたち一人一人を神のもとに買い戻すための代価と
して命をささげられた十字架上のイエス、買い戻された印としての洗礼を受けたわたした
ち。

 　現実社会の中でわたしたちが受難の中に叩き込まれる体験をする時、イエスはそこを通
してまた近づいてほしいと思っていてくださるのです。はかり知れない神さまの愛によっ
て「絶望」から「希望」へと導かれる四旬節で自らの信仰をあらたに、素晴らしい聖週間、
三日間を迎えることが出来るように神さまの恵みを願い求めていきましょう。

 　語られる言葉が溶けて心に沁み込んでいくような、神さまの愛を新たにそして深く感じ
る瞬く間の1時間でした。応援に来て下さったフォールテン神父様と２ヵ所で行われた「赦
しの秘跡」には列が続きました。

　　 ‟父よ、私の霊を御手にゆだねます“
（ルカによる福音書23：46）　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　（宣教・研修委員会）

　　

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